Small World Project
2007/5/30
コロンビア大学が面白い実験をしている
“スモールワールド現象”はそもそもスタンレー・ミルグラムのideaを基礎とし、近年コーネル大のダンカン・ワッツ&スティーブン・ストロガッツがネットワークモデルとして発展させた概念である。要旨をざっくり言うと、自然&人工どちらのネットワークにも“ある共通の性質”が現出する、というもの。
彼らは internet やヒトの神経網、送電線や人間関係のネットワークを同じ土俵で捉え議論することに成功している。この研究成果は世界的な病原菌の感染 (outbreak) や停電の防止、はたまた近年のSNS (Social Network System) へと応用が見られる。
ミルグラムの時代(1967年)ではキャッチーな言葉で、「6次の隔たり」、つまり世界中の人間は6リンク以内で全員結ばれるとされたが、近年はもっと短縮され3~4次だと思うし、そして「ネットワークの方向性」も考えると「決してたどり着けない場所」も多々存在すると思う。
しかし internet に集中しがちな“ネットワーク”という言葉を“リンク&ノードで構成されるもの全般”という引いた視点で語るポジションを提供した彼らの功績はとても面白いものだと思う。
ちなみに、ぼくも先日このプロジェクトに参加したところ、「アーカンソー州の主婦にメールを届けろ」という指令が来たためそれ以後は触れていない・笑
バラバシの「新ネットワーク思考」は大変お勧めです、ぜひ読んでみてください。概要は上記amazonの商品説明を参照のこと
